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掛軸・額

矢野橋村(知道人) 作 「清秋 」

作者: 矢野橋村(知道人)

題名: 清秋

寸法:表装  縦 136× 横 66cm

本紙  縦 42.5× 横 51cm

価格:   税込 300,000円

ギャラリー

コメント

矢野橋村(知道人)

清秋

尺八横

物故作家掛軸
¥300,000 税込

 

≪ サイズ ≫
表装サイズ: 縦 136 × 横 66 cm
本紙サイズ: 縦 42.5 × 横 51 cm
本紙材質: 絹本
軸先材質: 不明
表装: 大和表具
三段表装(行)

 

矢野橋村 やのきょうそん

日本画家。愛媛県生。
名は一智、別号に知道人。
永松春洋に師事する。
日本南画院の結成に参加、
また福岡青嵐や洋画家斎藤与里らと私立の大阪美術学校を設立。
南画界の重鎮として活躍し、また大阪の美術振興に貢献した。
日展審査員。芸術院賞受賞。
大阪府芸術賞・大阪市民文化賞受賞。
日本南画院会長。昭和40年(1965)歿、74才。

 

日本では鹿は、神様の使いとして神聖な動物とされています。

その由来は古事記で、武甕槌命(タケミカヅチノミコト)に天照大神(アマテラスオオミカミ)の命を伝えに来た
天迦久神(アメノカクノカミ)が鹿神だったことから。

奈良公園に鹿が神聖な生き物として飼われているのも、藤原氏がこの地に春日大社を作った際に
鹿島神社から武甕槌命の御神霊を分霊してもらうのに、白い鹿に乗って一年かけて奈良へやってきたことからです。

古代インドで、お釈迦様が菩提樹の樹の下で最初に説法したのも鹿だったと言われていますね。

後世になっても、七福神の寿老人の使いとされたり、力強い角が縁起物とされたり、
はたまた『鹿』と俸禄の『禄』の読みが同じ『ロク』であることから
金運のご利益が広まったりと、鹿を尊ぶ文化は広がり続けています。

この掛軸は秋の清々しい景色の中、2頭の鹿が描かれています。
掛軸に描かれる山水というのは通常、世界を表しています。
なので、この軸は世界の真ん中に神様がいらして
世の中に吉兆を振りまいている、と、いう風にも見れますね。

 

初秋 晩秋 日本画 大阪の画人 縁起物