南天造 銀彫かんざし
サイズ:幅 ×長さ cm
材質:SV925
価格: 40,700円
SV999 銀製
銀を彫り出して制作されたかんざしです。
南天は、「難を転ずる」という厄除け、魔除けの意味があります。
かんざしの全体は金色ですが、一枝の南天だけが銀色なのがおしゃれですね。
とても細かく造りこんでいて、細い線と実の形の表現などに
精緻な職人技がみられる逸品です。
《世界に類を見ない日本の超絶技巧》
江戸時代、戦国時代が終わり太平の世になると武具制作の需要が減り、
刀剣の拵(こしらえ)などを制作していた錺師(かざりし)とよばれる金工の職人たちは
活動の場を失います。
その職人たちは刀装具の仕事を
小間物細工に転用することを考えて、
紙入れ(財布)の金具や女性の装身具を制作するようになり、
町人文化の発展とともに様々な名品が作り出されました。
明治の世になり日本が開国すると、この類を見ない美しい金属工芸は
またたく間に世界中に広がり、当時の欧米の人々を熱狂させました。
100年以上前の日本の美意識が、
いまの女性の美しさを引き立てることがございましたら、大変うれしく思います。