人間国宝

人間国宝とは

工芸技術,演劇,音楽,その他の無形で生み出されたもの、いわゆる文化的所産であり、かつ、我が国にとって歴史上または芸術上価値の高いものを「無形文化財」といいます。

無形文化財は,人間の『技(わざ)』具体的にはそのわざを体得した個人、及び、集団を対象にします。

国は,無形文化財のうち重要なものを重要無形文化財に指定.、同時に,これらの技を取得して高度に体現しているものを保持者または保持団体に認定します。

保持者等の認定には、各個認定・総合認定・保持団体認定の3種があります。

重要無形文化財の保持のため,国は,各個認定の保持者「人間国宝」に対し特別助成金を交付、また、保持団体,地方公共団体等の行う伝承者養成事業,公開事業をも助成しています。

人間国宝 作品の魅力

重要無形文化財の指定基準には芸術上特に価値の高いもの、芸能史上特に重要な地位を占めるものがあげられています。
芸術上価値が高い、又は芸術上重要な地位を占め、特色が顕著なものという条件もあります。
それらの作品の成立、構成上重要な要素をなす技法で特に優秀なものが選ばれます。

工芸技術関係においては、陶芸、染織、漆芸、金工その他の工芸技術のうち以下に該当するもの
(一) 芸術上特に価値の高いもの
(二) 工芸史上特に重要な地位を占めるもの
(三) 芸術上価値が高く、又は工芸史上重要な地位を占め、かつ、地方的特色が顕著なもの

それらが基準になります。

重要無形文化財の保持者は伝統的な技術を正しく体得し高度に体現でき る者であり、かつ、精通しているため、歴史の流れと共に一時的に途絶えていた技法を忠実に現在化出来る、堅実な基礎力と確かな技術力を持ち合わせています。

その上で、独自の作風、時代に即した斬新な作風を確立するため、人間国宝の作品は幾度となく眺めても触れても安定した落ち着きの中に、職人的な技と純粋芸術を合わせ持つ勢いと気高さが感じられます。

陶芸 人間国宝(重要無形文化財)保持者 工芸技術

人間国宝(重要無形文化財)保持者

工芸技術

◆陶 芸

色絵磁器  富本憲吉

・・・・・ 加藤土師萌
・・・・・ 藤本能道
・・・・・ 十三代今泉今右衛門
・・・・・ 十四代酒井田柿右衛門
・・・・・ 十四代今泉今右衛門
釉裏金彩  吉田 稔(吉田 美統)

白磁    井上 萬二

・・・・・ 前田 昭博

鉄釉陶器  原清
無名異焼  伊藤 窯一(五代 伊藤 赤水)

志野    鈴木 藏
瀬戸黒   加藤 孝造
備前焼   伊勢﨑 惇(伊勢﨑 淳)

小石原焼  福嶋 善三(福島 善三

漆芸 人間国宝(重要無形文化財)保持者 工芸技術

人間国宝(重要無形文化財)保持者

工芸技術

◆漆 芸

蒔絵    室瀬 和美

・・・・・ 中野 孝一

螺鈿    北村 謙一(北村 昭斎)
沈金    前 史雄

・・・・・ 山岸 一男

蒟醬    磯井 正美

蒟醬    山下 義人
髹漆    大西 勲
・・・・・ 小森 邦博(小森 邦衞)
髹漆    増村 紀一郎

金工 人間国宝(重要無形文化財)保持者 工芸技術

人間国宝(重要無形文化財)保持者

工芸技術

◆金 工

鋳金    大澤 幸勝(大澤 光民)
彫金    中川 衛
・・・・・ 桂 剛(桂 盛仁)
・・・・・ 山本 晃
鍛金    奥山 喜藏(奥山 峰石)
・・・・・ 田口 壽恒

・・・・・ 玉川 宣夫

・・・・・ 大角 幸枝

銅鑼    魚住 安彦(三代 魚住 為楽)

刀剣研磨  本阿彌 道弘(本阿彌 光洲)

その他 人間国宝(重要無形文化財)保持者 工芸技術

人間国宝(重要無形文化財)保持者

工芸技術

◆木竹工

木工芸   川北 良造

・・・・・ 大坂 弘道

・・・・・ 中川 清司

・・・・・ 村山 明

・・・・・ 須田 賢司

◆竹工芸  勝城 一二(勝城 蒼鳳)
・・・・・ 藤沼 昇
◆人 形

衣裳人形  今井 信子(秋山 信子)
桐塑人形  林 駒夫
◆手漉和紙

越前奉書  岩野 市兵衛(九代 岩野 市兵衛)
名塩雁皮紙 谷野 武信(谷野 剛惟)

古忨堂は骨董を通して日本のものつくりの文化で育まれた知恵を楽しくお伝えしていきます

このホームページ内に書かれた専門的な内容は、長い間に古忨堂にお越しいただいていた、様々な「道」に精通されているお客様や先生方、また同業の古い先輩方から教わった事が多く書かれています。

他のWEBページに載っていないことも多いかもしれません。

文章内容には誤解が出ないように注意しておりますが、時代や流派、地域などの違いで齟齬もあるのではないかと思います。現在何かの「道」の習得などに励んでいらっしゃる方は、このホームページを含めてWEB上の知識ではなく、直接おしえてくださっている先生のお話をお聞きくださるよう、お願い申し上げます。

直接古忨堂へお越しいただく場合

阪神百貨店梅田本店8階にて、連日午前10時から午後8時まで営業しております。

(1月1日はお休みです。他は阪神百貨店の営業予定日をご確認ください。)

大阪メトロ梅田駅 / 東梅田駅 / 西梅田駅 / 阪神電車・大阪梅田駅 / 阪急電鉄・大阪梅田駅 / JR大阪駅が最寄りです。

阪神百貨店8階 古忨堂への行き方

ネット通販から工芸品や古美術を購入する方法

ページ内に[ 〇〇〇〇〇はこちら ] というボタンがありましたら、そのボタンをクリックするとその内容の古忨堂の商品検索結果があらわれます。画像をクリックできるものは直接その商品ページをご覧いただくことができ、販売サイトから直接お買い求めいただけます。各販売サイトの特典が使用できます。

また、一部の作品は阪神百貨店のRemo Order(リモオーダー)などを利用してご購入もいただけます。

その場合、販売サイトの購入ボタンは押さずに作品ごとにお問い合わせください(ヤフオクの競りあがっている商品、及び¥10,000未満の商品は全てご利用いただけません)。

送料は別途かかります。リモオーダーでは阪急阪神百貨店のポイントやカード割引など通常のリモオーダー取引と同じ特典をご利用いただけます。

詳しくは阪神百貨店のホームページもご覧ください。

掛軸の販売はこちら

掛軸・工芸品・古美術品の販売=ご注文依頼の方法

こちらからお問い合わせください。

その際、お探しのお道具類の

使う用途(普段使い、慶事、フォーマルな茶会、収集、など)

使う予定(季節、日時、目的(趣向)、お稽古用、など)他の取り合わせ(茶事・茶会や床飾りなどの場合)

ご予算(わかれば)

など、お教えいただけますと迅速にご対応できます。

掛軸・工芸品・古美術品の買取=売却をご希望の方

tel : 06-6341-1000 までお問い合わせください。

その際、売却希望の作品の画像をお送りいただけると早くご対応可能です。

ジャンルによって必要な画像が違いますので、詳細ページをご覧ください。

詳しくはこちら