金継ぎの修理のご依頼

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私共の店では、金継ぎの修理のご依頼をお受けいたします。お客様の大切な品物を丁寧に修理し、元の美しさを取り戻すお手伝いをいたします。

修理に関する詳細やお見積り、修理期間など、お気軽にお問い合わせください。お客様の満足を最優先にし、信頼性のある修理をお約束いたします。
お問合せの際、ご要望をお聞かせいただければ幸いです。

金継ぎとは

金継ぎ(きんつぎ、Kintsugi)は、日本の伝統的な修復技術で、壊れた陶器や磁器を修復する方法です。

この技術は、陶磁器が破損した際に、修復を施し、修復部分を金の粉や箔で飾りつけることで、新たな美しさを引き立てることを目的としています。

金継ぎは、物の寿命を延ばし、破損部分を強化し、その破損部分が物語を持つ一部として取り込むことで、破損が過去の出来事や経験を象徴化する方法でもあります。

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修 理 前
金継ぎとは
修 理 後

金継ぎの修理工程

金継ぎの修理工程は以下の通りです。

1. 破損部分の準備

最初に、壊れた陶磁器の破損部分を綺麗に整え、継ぎ目を作ります。

2. 膠(にかわ)の使用

接着には伝統的に膠(動物の皮や骨などを煮つめた汁)や

漆などが使用されます。

この膠やを使って破損部分を接着します。

この膠は強力で耐久性があり、修復部分を確実に保持します。

3. 金箔の使用

膠が硬化する前に、金箔が修復部分に貼り付けられます。

これが金継ぎの最も特徴的な要素で、修復された部分が

金色に輝いて美しく飾られます。

4.金継ぎの仕上げ

金箔が貼り付けられた後、修復部分が研磨され、均一な仕上げが施されます。これにより、金継ぎの修復が完了し、新たな美しさが陶磁器にもたらされます。

金継ぎは、物の価値を再評価し、修復プロセスを通じて美しさを見つける芸術的なプラクティスとして高く評価されています。

これは、破損や過去の経験を受け入れ、尊重する方法としても捉えられており、破損した物品が新たな命を吹き込まれる過程でもあります。

金継ぎは、日本の文化に根付いている美的価値観を体現し、修復された陶磁器は、独自の歴史と美しさを持つものとして愛されています。

金継ぎの出来るもの

金継ぎは陶器、磁器、漆、ガラスなどのさまざまな素材で行うことができ、様々な品目を承ります。

以下は金継ぎのできる品目の一部の例です。

◆(陶磁器)
茶碗、皿、鉢、壷、花瓶、等

◆漆(うるし)
漆器、折りたたみ扇子、等

◆ガラス
食器、花瓶、等

※土鍋など直接火にかけるものは承れません。

金継ぎは、これらの素材でできた品物が壊れた場合に、修理として使われることが一般的です。

修理された品物は、金の線や模様が施されて、壊れた部分が美しく強調され、新しい価値が加えられます。
この方法は、対象物の歴史や痕跡を尊重し、持続可能な修理オプションとしても評価されています。

金継ぎ以外の継ぎ方

金継ぎ以外の継ぎ方として、「朱継ぎ」(しゅつぎ)、「銀継ぎ」(ぎんつぎ)、および「黒継ぎ」(くろつぎ)を承っております。器や磁器の修復技術を指す日本の伝統的な方法です。

それぞれ異なる特徴と材料を使用しています。

◆朱継ぎ(しゅつぎ)
朱継ぎは、壊れた陶器や磁器を修復するための日本の伝統的な方法の一つです。
この技術では、壊れた部分を亀裂が目立たなくなるように修復するために、朱色の漆(うるし)が使用されます。
修復された部分は、明るい朱色の漆で覆われ、それによって修復箇所が目立たなくなり、かえって美しく強調されます。
◆銀継ぎ(ぎんつぎ)
銀継ぎは、陶器や磁器の修復技術の一つで、壊れた部分を銀粉を用いて修復する方法です。
この技術では、壊れた部分に銀粉を接着剤として使用し、修復箇所を目立たなくするだけでなく、美しい銀のラインを作り出します。
銀継ぎは、修復箇所が独自の美しさを持つことから、一種のアートとしても評価されています。
◆黒継ぎ(くろつぎ)
黒継ぎは、陶器や磁器を修復するための伝統的な日本の技術で、黒い漆が使用されます。
この方法では、壊れた部分を黒い漆で修復し、修復箇所を目立たなくし、かつ美しいデザインとして強調します。
黒継ぎは、修復箇所を目に見えないようにするだけでなく、逆に修復箇所をアートとして強調し、新しい価値を加える方法として評価されています。
これらの伝統的な陶器の修復技術は、壊れた陶器を廃棄せずに修復し、新たな美しさを持たせることができる点で貴重であり、日本の美意識と職人技術の一部として高く評価されています。

金継ぎを自分でやりたい方へ 

金継ぎは美しい伝統的な工芸技術であり、自分で試すことは魅力的かもしれません。しかし、注意が必要であり、プロの手に依頼することを強くお勧めします。

なぜなら、金継ぎは専門知識と熟練した技術が必要であり、失敗すれば貴重な品物がさらに損傷する可能性があるからです。

自分で金継ぎを試みる前に、以下の理由を考慮してみてください。

◆技術と知識の不足
金継ぎは細かい作業であり、特別な道具や接着剤が必要です。専門的な知識がないと、正確な修復が難しいことがあります。

◆質の劣化
自分で金継ぎを行うと、本来の価値や美しさが損なわれる可能性が高まります。専門家の手にかかれば、最高の仕上がりが期待できます。

◆文化的価値
金継ぎは日本の伝統的な工芸技術であり、文化的な重要性があります。未熟な手による修復が、その尊重を欠いてしまうことがあります。

プロへの依頼をお勧めする理由は、彼らが専門知識を持ち、豊富な経験を積んでいるためです。また、専門家は適切な素材と技術を使用して、修復を行い、品物の本来の美しさを保つことができます。

金継ぎスクールを受講することも一つの方法ですが、それでもプロの技術と経験には及びません。スクールは基本的な知識とスキルを提供しますが、実践的な経験が不足していることがあります。

したがって、貴重な品物を金継ぎ修復する場合は、専門家の手に任せることを検討してください。彼らは品物にとって最善のケアを提供し、その価値を保つことができます。

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