河井寛次郎の作品について|大阪の掛軸・工芸品・古美術品の販売・修復・買取なら古忨堂

河井寛次郎

かわいかんじろう　（島根県出身）

1890年～1966年 日本の陶芸家

1890年　8月24日島根県安来に生まれる。

1910年　東京高等工業学校窯業科に入学、板谷波山の指導を受ける。

濱田庄司と共に釉薬や中国陶磁などの研究を行う。

1920年　京都五条坂にて作陶を開始する。窯は「鐘渓窯」と名付ける。

1921年、「第一回創作陶磁展」を開催。

1926年　柳宗悦、濱田庄司らと共に『日本民芸美術館設立趣意書』を発表。

「民芸運動」に関わる。

1937年　パリ万国博覧会でグランプリを受賞する。

1947年　寛次郎の詞『火の誓い』を棟方志功の版画で制作する。

1955年　文化勲章、人間国宝、芸術院会員などへ推挙されるが辞退している。

1957年　「ミラノ・トリエンナーレ国際工芸展」でグランプリを受賞。

1966年　晩年まで無位無冠の陶工として創作活動を行う。76歳で死去

作風は大きく、三期に分けられる。中国古陶磁を範とした初期、「用の美」の中期、「造形」の後期。