名号とは

六字名号(南無阿弥陀仏)

浄土宗・浄土真宗で使われる称名念仏「南無阿弥陀仏」を書にした掛軸です。

人は亡くなったらただちに成仏するため、特に浄土真宗では死者への供養という概念がありません。

礼拝の対象も亡くなった方ではなく、すべてを救ってくださる阿弥陀如来になるため、この書を第一に考えます。

釈迦名号(南無釈迦牟尼仏)

臨済宗・曹洞宗・黄檗宗など禅宗の宗派で使われます。

釈迦牟尼仏とは、お釈迦さまのこと。

釈迦族の牟尼(僧)にして仏(悟りを開いた状態)なる者という意味です。

御題目(南無妙法蓮華経)

日蓮宗系で掛けられる掛軸です。

妙法蓮華経は法華経の漢訳された正式な題名で、「南無妙法蓮華経」の七字で「法華経の教えに帰依をする」という意味になります。

御宝号(南無大師遍照金剛)

真言宗で掛ける掛軸です。

南無大師遍照金剛の「大師遍照金剛」は弘法大師空海のこと。

空海は唐・長安の青竜寺で真言密教を極めて師の恵果から灌頂をうけ、その際の灌頂名が遍照金剛です。

「太陽の如く明るい光を照らす慈悲と、人を幸せにする仏の如き砕けることのない智慧の持ち主」という意味がある大日如来の別名でもあります。