掛軸の買取 ー お家にある掛軸について

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現在、私たちが見る掛軸の多くは日本で独自の進化をし、その時代ごとの世相や流行、できごとを形に残すものです。いわば、その家の歴史を語るものなのです。

子どもが生まれた時には健やかな成長を祈って節句の掛物を掛けたでしょうし、大東亜戦争で家族が出征しないといけなくなった家では大事な人が無事に帰ってくることを願い虎の掛軸を掛けたかもしれません。

茶道に関わる家なら禅僧や茶人の墨磧、四条円山派の古格ある一幅が多く残っているかも知れず、明治から昭和の初めに知的な趣味を持っていらっしゃる方がいたなら文人趣味の南画や漢詩の軸を楽しんでいたことでしょう。

古代に中国(唐)から伝わった掛軸という様式は日本の文化の中で先人達の想いを遥かに伝えるタイムカプセルの役割を果たしてきたのかもしれません。

我々古忨堂は、ただの物を買い取っているわけではありません。

移り変わりの激しい現代に保管が難しいということで手放すことをお考えの方々のお役に立てるよう、様々なご提案をさせていただいています。

古忨堂の掛軸買取相場

・山水画掛軸の買取相場 年中掛けられるものが多く、絵画系の中で最も描かれている掛軸です。元来の発生と同じく精霊の宿る山河を表した心象風景が主です。 近代の有名作家の作品や、それほど有名でなくとも思わぬ査定額が出ることも。 ~8,000,000円

・花鳥もの,動物画,人物画掛軸の買取相場  変わらぬ季節の移り変わりなどを愛でる掛物。新画と呼ばれる大正時代以降の新しい空気の日本画の題材として多く描かれました。 全国的に有名な作家のほか地方で人気の作家の作品もあり、査定の楽しみも多いジャンルです。  ~5,000,000円

・茶掛けの買取相場  茶席で掛けられる掛軸。  禅と関わり深いものが多く、その関係もあってか時代のある茶掛けには仏僧の袈裟などにも使われるような高級な裂が表具に使われているものもあり、巻いた状態で手に取ると裂の重さでずっしりと重たいものがあります。 また、簡素であることも好むので茶人の作品などの表具はふわっとした独特な軽さを感じるものがあります。 いずれにせよ表装によらず高額な作品はあるので茶道から離れた家では一般的に掛けなくなることが多いのですが、ほかのジャンルより平均して貴重なものがあるので丁寧な保管をしていただくことが大事です。  ~3,000,000円

・仏画,仏事掛軸の買取相場   明治の廃仏毀釈の折に多くの作品が寺院から流出し、市井に出回っていることで意外な作品に出合うことがあります。 古くて状態が良いほど評価が上がる場合が多いので、なるべく修理などの手を入れずに大事にしていただきたいジャンルです。 ~2,000,000円

・南画,中国画の買取相場   画の余白に漢詩が入っている作品が多いです。 南画は江戸中期に日本に入ってきたといわれ、そこから近代日本画の中心になる四条派などにつながることから古い作品に貴重なものがあります。

近代の作品でも中国作家の作品で人気が上がっているものが多く、とびぬけたジャンルとなっています。

① JY1244 9掛軸 海童道亜文 老松山水 尺五立 現代作家新作掛軸 (2)_R

古忨堂の掛軸買取実績

・須磨対水 落花流水 大正・昭和の茶道文化を支えた有名作家。 料亭「吉兆」の名付け親としても有名です。 この作品は対水の飛びぬけた画力が発揮されているだけでなく、表具裂も最高級の金襴と露芝の竹屋町裂。 古き良き大大阪の空気を今に伝える逸品でした。

・今井景樹 朧月垂枝桜図 若い頃から技量が高く人気がありすぎて、戦後の掛軸ブームの折にはその名前で工房作品をたくさん世に出します。 そんなこともあってか現在評価は割合低いのですがこの作品は落款や描込みから若い頃に描かれた特別な作品と判別。 晩年の数物作品とはまったく別物として査定致しました。

・薬師寺 高田好胤 一行書 まほろば  薬師寺館長を務められ、古都奈良の文化を象徴する方でした。作品は倭建命の歌「倭は国のまほろばたたなづく青垣山ごもれるやまとし麗し」にも残る「まほろば」の書。高田好胤が特に大事にした言葉なのですが、実はほとんどこの文字を作品としては残していません。 特別な作品として査定しました。

掛け軸買取で古忨堂が選ばれる理由

掛軸には家の歴史が詰まっていることが多く、ご先祖様がどういう思いで掛けていたかが想像できます。 古忨堂はその想いが残った掛軸を丁寧にご説明しながらどのようにすればよいかを一緒に相談させていただいております。

掛け軸の査定方法・査定基準

1に今現在の人気。

2に作家、または時代。

3に作品の出来。

4に共箱や伝来。

5に状態。

古忨堂ではこのような優先順で査定額を出しています。

掛け軸を高く売るためには

主に普段の保管のことになりますが、箱が入れ替わったり無くなったりしないように。近代の有名作家の作品ならこれだけで2倍~3倍の違いがあります。

あとは温度と湿度が大きく変化しない場所で保管することも大事です。

そして掛軸は紙や裂を3層以上に糊で貼って作られた多層構造体です。巻いたまま何年も放置するとその形で固まることもあるので最低年に一度は出してあげましょう。一度かけてから巻くだけでも紙が生き返ります。

あとはどの店にも得手不得手はあると思います。 ご自身で感じがいいと思う店を何件か探してそれぞれにみてもらうのが良いと思います。

買取できないもの・除外品について

作家ではないご家族の作品などプライベートなものはお断りしております。

茶道に関わる家なら禅僧や茶人の墨磧、四条円山派の古格ある一幅が多く残っているかも知れず、明治から昭和の初めに知的な趣味を持っていらっしゃる方がいたなら文人趣味の南画や漢詩の軸を楽しんでいたことでしょう。

古代に中国(唐)から伝わった掛軸という様式は日本の文化の中で先人達の想いを遥かに伝えるタイムカプセルの役割を果たしてきたのかもしれません。

我々古忨堂は、ただの物を買い取っているわけではありません。

移り変わりの激しい現代に保管が難しいということで手放すことをお考えの方々のお役に立てるよう、様々なご提案をさせていただいています。