5月の掛軸

5418E3CC-1275-430D-9DAD-98A82EEDF861

5月にかける掛軸とは

皐月(さつき)。早苗月。5月5日には菖蒲の節句ともいわれる「端午(たんご)の節句』があります。潮干狩りの季節です。八十八夜に摘んだ新茶を飲み、無病息災を願います。

5月5日の端午の節句は5月の大きな歳時記です。

元々厄除けからはじまり男児の健やかな成長を祈る節句は、桃の節句と並んで日本人誰もが知る風物詩でもあります。

現代ではこどもの日としてゴールデンウィークとも重なり、おじいちゃんおばあちゃんとお孫さんたちとの交流のシーズンになっています。

小さな子供達への気持ちをわかりやすく表せる掛軸をそういう場に掛けることは、ちゃんとした暮らしの見本として受け継いでほしい文化ではないでしょうか。飾る絵柄に子供盾への願いがあふれ、微笑ましい季節です。

また、5月は異名を「皐月(さつき)」と言いますが、これはもう一つの5月の異称「早苗月(さなえづき)」を略した言葉と言われています。また、「さ」は古語で耕作の意味を持つので、皐月は稲作の月という意味たと言われています。

そして5月の節気は、夏の始まりの「立夏」と気温・湿度が高まって草木が茂る「小満」。

暖かくなって生き物が活発に活動し始める月なので、5月の掛軸には花鳥画掛軸も充実していて瑞々しい画題(絵柄)が多いのが特徴です。季節の掛軸は風物詩を感じるものを選びたいですね。

5月の掛軸は、牡丹(ほたん)、躑躅(つつじ)、藤(ふじ)、菖蒲(しょうぶ)、あやめ、芍薬(しゃくやく)、鉄線(てっせん)、水芭蕉(みずばしょう) 、芥子(けし)、百合(ゆり)、撫子(なでしこ)、紫陽花(あじさい)、鬼灯(ほおずき)、鮎(あゆ)、石楠花(しゃくなげ)、花水木、柳、山吹、鮎、芋茎(ずいき)、雪割草(ゆきわりそう)、瀑布などがあり.『端午(たんご)の節句』の掛軸として、兜、具足、鯉のぼりなどもあり種類が豊富です。

(画像) 掛軸 寺田一晃 武者

5月の掛軸 商品

5月の掛軸の商品はこちらをご覧ください。

5月の掛軸はこちら(ヤフオク)

5月の掛軸はこちら(BASE)

月の掛軸

5月。春。ここでは、季節掛け12ヶ月のうち、春にかける5月の掛軸として、牡丹(ぼたん)、躑躅(つつじ)、鮎(あゆ)、

端午の節句の掛軸、藤(ふじ)、瀑布(ばくふ)の掛軸をご紹介します。

5月におすすめの掛軸の種類

3eb2a069cb7d4ad54efbd644e821de4b (3)

5月におすすめの掛軸は、端午の節句に男の子のたくましい成長を祈るなら 「武者(むしゃ)」や「兜(かぶと)」「具足(ぐそく)」(鎧)に「鯉幟(こいのぼり)」が端午の節句の代表的な掛軸です。

端午の節句に男の子のたくましい成長を祈るなら 「武者(むしゃ)」や「兜(かぶと)」「具足(ぐそく)」(鎧)に「鯉幟(こいのぼり)」が端午の節句の代表的な掛軸です。

他にも「鍾馗(しょうき)」という中国の道教の神様も古くから人気です。

中国の唐時代から端午の節句に関わりが深く、日本では江戸時代の絵師ー葛飾北斎や河鍋暁斎らもよく描いています。

元々の端午の節句に厄除で使われ、尚武(しょうぶ)=菖蒲(しょうぶ)の語呂で男児の成長を寿ぐ由来となった「菖蒲」や「昇り鯉」という登龍門の故事から採った題材も人気です。

これらは兜や鎧を床の間に飾った背景に掛けると床の間全体で端午の節句を表現できるので二人目の男の子が生まれた家のお祝いなどにもおすすめです。

また、季節の花鳥画掛軸として端午の節句の後もしばらくそのまま掛けておけるので便利です。

花鳥画掛軸はたくさんありますが、代表的なものを挙げると

花卉ならば「牡丹」「芍薬」「撫子」「石楠花」「花水木」「柳」などがあります。

動物なら、「 鯉」「鮎」「杜鵑(ほととぎす)」「郭公(カッコウ)」「翡翠(カワセミ)」(川蝉)です。

山水系なら「清流」 「瀧(瀑布)」「米法山水(べいほうさんすい)」等がおすすめです。

他にもいろんな種類があるのでお気軽にお問合せください。

5月の掛軸はいつからいつまで掛けるのですか

5月の掛軸を、いつからいつまで掛けるのかは

下記をご参考にしてください。(50音順)

紫陽花(あじさい) 5月、6月、7月

あやめ 4月、5月、6月

鮎(あゆ) 5月、6月、8月

桔梗(ききょう) 5月、6月、7月、8月、9月

芥子(けし) 3月、4月、5月、6月

芍薬(しゃくやく) 5月、6月

菖蒲(しょうぶ) 5月、6月

躑躅(つつじ) 4月、5月

鉄線(てっせん) 5月、6月

撫子(なでしこ) 4月、5月、6月、7月、8月、9月、10月、11月頃

藤(ふじ) 4月、5月

鬼灯(ほおずき) 5月、6月、7月、8月、9月

木瓜(ぼけ) 3月、4月

牡丹(ぼたん)4月、5月

水芭蕉(みずばしょう) 5月、6月

雪割草(ゆきわりそう) 2月、3月、4月、5月

百合(ゆり) 5月、6月、7月、8月

牡丹の掛軸

出口華凰 牡丹 (2)_R

 

牡丹の掛軸は4月、5月、6月頃まで掛けます。春牡丹、冬牡丹。二季咲きもあるのと格式が高い花のため正月や慶事などのめでたい日や、季節を問わず掛けることもできます。

富貴花、天香国色などの別名をもち、赤、紫、薄紅、黄、白色の花を咲かせるその花の美しさから、中国、また、わが国でも詩歌に盛んに謳われました。そして、多くの絵師に描かれました。

格の高い花の掛軸は、迎えるお客様に襟をただし礼をつくす心尽くしになることでしょう。

牡丹は百花の王とも言われ、花の中でも特に愛でられる花です。

縁起もの 年中掛けとしても掛けられるので、最初の一幅としてもおすすめの掛軸です。

紅白に描かれた牡丹ならより華々しく、白い牡丹なら清楚に、濃い赤の牡丹は高貴な風格を、と、色によってもさまざまな表情があり、その違いを愛でるのも楽しみの一つです。

(画像) 掛軸 出口華凰 牡丹

躑躅(つつじ)の掛軸

躑躅の掛軸は4月、5月頃まで掛けます。躑躅の花は白、真紅、黄、紫、躑躅色、赤い線や点々と斑(まだら)がはいる白い花もあります。花の色と新緑の対比が綺麗です。

咲き方も単色で咲くもの、白花の中に桃色の花が混ざる源平咲きもあります。

種類もたくさんあり、新玉(あらたま)、今様錦(いまようにしき)などもありますが、大紫躑躅(おおむらさきつつじ)がよく親しまれていますね。

花名の由来は、筒状の花を意味する「筒しべ」からとも、「躑(てき)」「躅(ちょく)」の字がいずれも「ためらう」という意味から、花の蜜が身に危ういことをしらせてくれる逸話を示したともいわれます。様々な説がありますが、その息を呑むような美しさには圧倒されます。

最も古いもので樹齢800年を超えると推定されるものもあります。平安時代には白躑躅(しろつつじ)と名づけた、表に生絹(すずし)の白、裏に紫を合わせた着衣で合わせ色目をたのしみました。もしかしたら、その時代の人が見た、同じ幹から咲く花を、わたしたちも見ているかもしれませんね。

尾形光琳などの高名な画家もこの花をとりあげ、沢山の文人がそのすがたを文章として描写しています。

鮎の掛軸

須磨対水 「落花流水 (2)_R

鮎の掛軸は、5月、6月、7月、8月頃まで掛けます。

鮎は香魚とも言われて清流に棲み、古事記にも書かれていて、古代から日本人に馴染み深い魚です。

掛軸では楓や撫子など夏の植物と一緒に描かれることが多く、涼しげな風情は夏の掛物に欠かせない一幅となるでしょう。

春の終わりの稚鮎から始まり、若鮎、落ち鮎など少しずつ見た目も変化していきますが、それぞれに名前があることで日本人の、自然を深く観察する精神が垣間見える掛軸の画題(絵柄)ではないでしょうか。

鮎は透明で清らかな水でしか生きられず「清流の女王」とよばれています。

独特の香気があることから香魚(あゆ・こうぎょ)とも表記されますが、蓼酢(たです)でいただくと美味で季節を味わうことができます。

願い事が叶うか魚釣りで占った神功皇后(じんぐうこうごう)の鮎釣り伝説は有名です。たちまち鮎が釣れ、神が味方し願いが成就すると確信したといいます。諸説ありますが「鮎」という字の由来ともいわれています。

鮎の掛軸は爽やかで涼しげなだけでなく、大願成就の意味も込めて飾ると楽しみが増しますね。

(画像) 掛軸 須磨対水 「落花流水」(桜花稚鮎)

藤の掛軸

藤の掛軸は4月、5月頃まで掛けます。春、桜が終わったころから香りのよい房状の花を咲かせます。藤はかんざしのような薄紫や白いたおやかな花をさかせます。草花ではなく、つる性の花木です。

藤の花や葉を意匠とした家紋「藤紋」があり、広く用いられています。

「万葉集」では古くから「藤波」という語が、藤の花が波うつ様をさす言葉として用いられ、これに触れた歌がほとんどです。

「枕草子」でも「めでたきもの」に、男性をたよる女性のすがたとして語られています。

「色あひ深く花房(はなぶさ)長く咲きたる藤の花、松にかかりたる。」(清少納言)

古来、藤は女性らしさの象徴とされ、対して厳格で力強い印象の松は男性らしさを表現した樹木とされました。

ところが、藤のつるとは丈夫なもので、他のつる性の植物と同じ様に民具の素材とされてきました。これを編んで籠や椅子をつくったり、天蓋に蔓を這わせて藤棚をつくり木陰で涼みます。古代から縄(なわ)の代用も果たし、筏流しの編筏にもなるといいます。

しなやかさとは、何にもまさる強さということでしょうか。

どんどん新しく生まれてふえていく藤は、力を加えられても折れずに柔らかく曲がり、他の樹木につるをどこまでも伸ばしていく様子から、長寿や子孫繁栄の象徴とされ、房状の花を稲穂に見たて豊作を願う縁起のよいものとされています。

端午の節句の掛軸

節句掛け2

端午の節句の掛軸は3月の下旬から4月、5月末まで掛けることができます。

5月5日は菖蒲の節句『端午(たんご)の節句』です。端午の節句は5月の大きな歳時記です。

元々厄除けからはじまり男児の健やかな成長を祈る節句は、桃の節句と並んで日本人誰もが知る風物詩でもあります。

この日には兜の掛軸や武者の掛軸、菖蒲と兜の取り合わせの掛軸をかけます。

(画像) 掛軸 池野扶其 かぶと

瀑布(瀧)の掛軸

年中見えるものなのですが夏の室内をとても涼しげに見せられる掛軸なので、夏の一幅として紹介しています。

音が聞こえてきそうな水の流れは見る者に涼しい水しぶきを連想させてくれます。

床飾りの花器に水盤を使って、水を張った上に瑞々しい楓の葉など浮かべれば、家の中でマイナスイオン効果まで感じさせてくれるおもてなしが期待できそうです。

関連ページ

関連ページも是非ご覧ください。

1月の掛軸   2月の掛軸  3月の掛軸   4月の掛軸

5月の掛軸   6月の掛軸     7月の掛軸   8月の掛軸

9月の掛軸 10月の掛軸 11月の掛軸 12月の掛軸

古忨堂は骨董を通して日本のものつくりの文化で育まれた知恵を楽しくお伝えしていきます

このホームページ内に書かれた専門的な内容は、長い間に古忨堂にお越しいただいていた、様々な「道」に精通されているお客様や先生方、また同業の古い先輩方から教わった事が多く書かれています。

他のWEBページに載っていないことも多いかもしれません。

文章内容には誤解が出ないように注意しておりますが、時代や流派、地域などの違いで齟齬もあるのではないかと思います。現在何かの「道」の習得などに励んでいらっしゃる方は、このホームページを含めてWEB上の知識ではなく、直接おしえてくださっている先生のお話をお聞きくださるよう、お願い申し上げます。

直接古忨堂へお越しいただく場合

阪神百貨店梅田本店8階にて、連日午前10時から午後8時まで営業しております。

(1月1日はお休みです。他は阪神百貨店の営業予定日をご確認ください。)

大阪メトロ梅田駅 / 東梅田駅 / 西梅田駅 / 阪神電車・大阪梅田駅 / 阪急電鉄・大阪梅田駅 / JR大阪駅が最寄りです。

阪神百貨店8階 古忨堂への行き方

ネット通販から工芸品や古美術を購入する方法

ページ内に[ 〇〇〇〇〇はこちら ] というボタンがありましたら、そのボタンをクリックするとその内容の古忨堂の商品検索結果があらわれます。画像をクリックできるものは直接その商品ページをご覧いただくことができ、販売サイトから直接お買い求めいただけます。各販売サイトの特典が使用できます。

また、一部の作品は阪神百貨店のRemo Order(リモオーダー)などを利用してご購入もいただけます。

その場合、販売サイトの購入ボタンは押さずに作品ごとにお問い合わせください(ヤフオクの競りあがっている商品、及び¥10,000未満の商品は全てご利用いただけません)。

送料は別途かかります。リモオーダーでは阪急阪神百貨店のポイントやカード割引など通常のリモオーダー取引と同じ特典をご利用いただけます。

詳しくは阪神百貨店のホームページもご覧ください。

掛軸の販売はこちら

掛軸・工芸品・古美術品の販売=ご注文依頼の方法

こちらからお問い合わせください。

その際、お探しのお道具類の

使う用途(普段使い、慶事、フォーマルな茶会、収集、など)

使う予定(季節、日時、目的(趣向)、お稽古用、など)他の取り合わせ(茶事・茶会や床飾りなどの場合)

ご予算(わかれば)

など、お教えいただけますと迅速にご対応できます。

掛軸・工芸品・古美術品の買取=売却をご希望の方

tel : 06-6341-1000 までお問い合わせください。

その際、売却希望の作品の画像をお送りいただけると早くご対応可能です。

ジャンルによって必要な画像が違いますので、詳細ページをご覧ください。

詳しくはこちら